2015年3月19日木曜日

子どもが3歳になるまでママは働けないという「3歳児神話」から解放される方法!


出産をきっかけに育児への周囲の無理解が離婚へとつながる現実!

女性の離婚のきっかけは必ずしも夫との問題だけとは限らないようです。
特に出産から子育てとなると、バラ色の甘い結婚生活は一転することがあります。
頼りにしていたは驚くほど育児に無関心で無責任、まったく協力しないと言う状況に陥ることもあります。
のヒドイ態度をつい舅・姑に愚痴ってしまったときにもの凄い非難を受けることがあります。
そんなことから、『不出来な嫁』とレッテルを貼られてしまい、母親として育児不適格と言われたりすることもあります。
こんな周囲の無理解に絶望してしまうと結局、離婚につながることもあるようですね。




周囲の無理解の根底にある『3歳児神話』


生まれたばかりの小さい子どもを持っていると生後6ヶ月くらいまでの強烈な夜泣きで眠れない日々は母親だったら誰しも経験していることですね。

そんな最悪の日々を送っている子育て真っ最中の母親無神経『3歳児神話』が周囲から突きつけられたらどうでしょう!

この『3歳児神話』「子どもが3歳になるまでは母親がそばにいて、育児に専念しないと将来、問題児になる可能性が高い」と言う考え方。

1人で孤独な子育てに苦しんでいる母親への追い討ちとも言える『3歳児神話』はあまりにもツライ考え方ですねmmm





『3歳児神話』って、ホント??


この『3歳児神話』についての私なりの考えは・・・

1、子どもの成長にとって3歳までが非常に大切だという考え方。

⇒これはその通りでしょ!
異論ナシ!!
幼い子どもにとって、愛されて育つことはとても大切なことだと確信していますよ。
子どもは幼児期に愛されているかどうかを敏感に感じ取ることで、成長したときに人を愛することが出来るようになると思いますね。


2、大切な時期だからこそ、母性本能的に育児の適性を持った実の母親が育児に専念しなければならないという考え方。

⇒これははっきり言って、絶対的な根拠があるとは思えません。
最近、耳にする『育児放棄』をしてしまう母親もいるので、すべての母親母性本能に溢れているとも思えません。
実の母親による育児が不可能な場合は子どもの健全な成長は絶望的なのでしょうか?
そんなことは無いと思います。
事実、私の同級生の女性は出産時のトラブルで死亡してしまいましたが、父親の実家に引き取られて、祖母や家族の愛を受けて立派に育っています。
幼少期に注がれる愛情は誰かが担えれば良いと思うのです。
むしろ母親1人ではなく、複数の信頼できる大人がその子どもが育とうとする力を精一杯支援し、責任感に裏付けられた温かい思いやりと愛情を注ぐべきだと思います。


3、その母親が働く等の理由で、子どもが3歳まで、できれば就学前ぐらいまでの時期を育児に専念しないと、子どもはとても寂しい思いをするため心理的に問題が起こり、成長時にゆがみをもたらすので将来、問題児になる可能性が高くなるという考え方。

⇒子どもの育児はすべて母親1人に担わせるべきとの考え方は近代化によって『家事』『主婦』VS『職業』と言う概念と共に生まれたと言うことを聞きました。
ちょっと難しいお話になりますが、近代とは19世紀以降の市民革命や産業革命、国民国家形成によって、ヨーロッパで完成し、日本にも伝わった社会システムだとものの本にも書いてあって納得しています。
でも、今は21世紀です!
すでに『家事』『主婦』VS『職業』と言う考え方も古いと思っています。

専業主婦をしていた私が偉そうに言えることではないのですが、『家事と仕事の両立』は可能だと思います。
ひょっとして、『家事と仕事の両立』と言う考え方も時代遅れかもしれません。
ましてや、シングルマザーで子どもを信頼して預ける人がなく、何としても母親が働かなくては飢え死にしそうな過酷な環境にあって、『家事と仕事の両立』なんて言う余裕はないのです!

以上がシングルマザーの私の考え方であり、本音でもあります!
『3歳児神話』と聞くと私はとてもムカつくと言うのも事実でもあります!





『3歳児神話』は俗説で、子どもに何の影響も無いと証明されている!



ここで、いつもこんな難しい相談に乗ってもらえる心療内科のT先生のご意見を伺うことにしました。

冷静なT先生からのご意見は衝撃の事実から始まり・・・

「こんな『3歳児神話』は長く、私達働く母親を悩ませてきたし、今も悩ましているのよ。

最近もご主人やお姑さんが『子育て母親がするのが当たり前でしょ!
父親は外で働いているので子育てなんかに関わってなんかいられないのよ!!』って怒鳴られたらしく、自殺未遂した働くママが担ぎこまれたのよwww

『3歳児神話』については20年近く育児心理学の専門家の間でも国際的に賛否両論があったのよ。
10年以上の長期に渡る子どもの誕生から思春期までの追跡調査では働く母親とそうでない母親との関係では、子ども何の影響も無いと証明されたのよ!
日本でも諸外国でも同じ結果が出ているのよ!」との
キッパリとした専門家のご意見にホッとしました。

「じゃぁ、なんで相変わらずこんな『3歳児神話』が一般で言われるのですか?」と聞くと、

「情けないわねぇmmm
世の中の通念というのはなかなか消えないのよ~~
誰かが育児の責任母親1人に押し付けているとしか思えないけどねぇ・・・

未成年者による凶悪な犯罪事件が起きるたびにその加害者の少年の育ってきた環境が話題に上るでしょ。
マスコミもいけないと思うのよ!
家庭は共働きで・・・』とか『母親は幼いころから留守がちで・・・』『幼くして母親がいない家庭で育ち・・・』といった報道が多いのは世間的に分かりやすくて、面白いからでしょうねぇ~
まるで、働く母親が犯罪者を作ったように聞こえるでしょ!
こんな報道があるたびに働く母親達は内心、穏やかでいられないものよ。
犯罪を犯すほどではないにしても、の言うことを聞かなかったり、学校問題を起こしたりしただけで、母親が働いていたのがいけなかったのか?と思わせるのね。
そのくらい世の中のに対する『3歳児神話』の呪縛は根強く、働く母親を苦しめているのよ!!
許せないわね!!」

その通り!

母親が働きに出ると子どもがゆがむ!という社会通念は日本に限らず海外でも相変わらず、報道されているのよ。
私達心理学の専門家の間では、すでに『俗説』として決着がついているのに、なぜかなくならないのはどうして??って不思議に思うのよ~~」

ホントですね・・・





豊かな人間環境の中で育児したい!!


このT先生は高校の先輩でとってもステキな女医さん。
1970年生まれなので、私より4歳年上で今年45歳。
38歳でたくましい外科医と結婚され、40歳で出産、現在5歳の男女双子ちゃんの働くお母さんなのです。

「うちの双子も0歳児保育から始めて、5歳になった今はホントにシッカリしてきたのよ!
これも、保育所の先生やパパやおばあちゃん達がとってもうまく、育児に関わってくれているお陰だと実感してるのよ♪
子ども母親1人だけでなく、もっと豊かな人間的環境の中で育つ必要があると思うのよ!」

ようやく、働くステキなお母さんの顔になった、T先生のおっしゃる通りです。

私も負けずに育児仕事を頑張ります。

がんばれシングルマザー!


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