2014年10月17日金曜日

確実な貯蓄方法で、離婚ビンボーから脱却する!

離婚はビンボーのきっかけ
シングルマザー同士の会話は親しくなればなるほど、見栄も外聞も無いものになっていきます。
それほど、毎日厳しい現実にさらされているからです。
何と言っても、一番の話題は「お金」のこと!
離婚したては、「生活費」が一番の心配事です。
専業主婦は自分名義の銀行口座すら持っていないこともあります。
いくら、元夫側に非があってもろくに養育費すらもらえないこともあります。
養育費の金額が5万円に満たないとか、毎月の振込みが滞って、無くなるとかもあるのです。
まともに収入を得られる仕事に就けると言う保証もありません。
つまり、離婚はビンボーのきっかけになるといっても過言ではありません。
自由と一緒に「生活苦」も連れてくることがあります。






生活費の次の話題は「貯蓄」
ちょっと、落ち着いてきて、何とか暮らせるようになれば、次の話題は「貯蓄」になっていきます。
いつ何時、自分も子ども達もどんな事件・事故に遭遇するか分かりません。
地球温暖化によりエスカレーションする、地震や台風などの自然災害も要注意です。
そんな被害にあったときに備えて出来るだけ早く立ち直るためには「自己資金=貯蓄」が重要です。
公共の支援や助成を待っていては埒が明かないことは充分理解しておきたいものです。
自力で稼げるようになったら、安心してみんな遣ってしまわず、少しでも「貯蓄」しなければいけないとシングルマザー同士で誓い合ったものです。





シングルマザー世帯の平均貯蓄額はわずか331.9万円
厚生労働省「平成22年国民生活基礎調査の概況」調査の母子家庭=シングルマザー世帯の1世帯あたり平均貯蓄額はわずか331.9万円しかありません。


貯蓄額が100万円に満たないシングルマザー世帯が51.7%と半数(貯蓄がない世帯28.7%、50万円未満18.6%、50万円以上100万円未満4.4%)を超えています。
みんなそうなんだ!と妙に安心したり、喜んでばかりはいれません。


全世帯の1世帯あたり平均貯蓄額は1,078.6万円ですから、シングルマザー世帯の貯蓄額はその1/3ほどしか無いことになるのです。
これより少ないようならば、事態はかなり深刻です。





経済的に余裕のない世帯が21%を占め、厳しい現実が!
最も貯蓄額の割合が大きいのは、1,000万円以上1,500万円未満で9.1%となっています。
世帯あたりの貯蓄額は、世帯によってかなり差があるようで、平均貯蓄額は3,000万円以上の世帯(8.9%)が押し上げていると思われます。


貯蓄がない世帯が10.0%も存在し、貯蓄があっても100万円未満しかない世帯も11%(50万円未満7.2%、50万円以上100万円未満3.8%)存在しています。


実際は生活保護受給者が215万人、160万世帯を超えているように、経済的に余裕のない世帯が21%を占め、厳しい現実が見えてきます。
その中にはシングルマザー世帯も含まれていると思われます。





教育費が生活費を圧迫~
児童のいる世帯の1世帯あたり平均貯蓄額は、793.9万円で全世帯平均より284万円も少なくなっています。
昨年より、貯蓄額の減った理由で最も多いのは、どの世帯でも「日常の生活費への支出」であり、全世帯の67.6%、児童のいる世帯の69.8%、シングルマザー世帯に至っては82.4%が理由にあげています。


子どもの教育費がけっこうな金額になり、生活費をふくらませて家計を圧迫していることがその原因です。
我が家は公立コースだったので、まだマシだったのですが、それでも子どもの塾やらお稽古の費用が出せず苦しい思いをしました。
離婚をきっかけにどうしても費用の捻出が難しくなり、「お金が無いのでやめて欲しいのよ。」とか「家では無理だから諦めてね。」と子どもに言ったのです。
母親としては何ともつらい思いをしました。
これで、私立の学校にでも通わせていたら、間違いなく公立への転校を余儀なくされていたでしょう。
シングルマザーのお友達の中には、お金のかかる私立中学から公立への転校をさせたために子どもが不登校になったり、ぐれて万引きしたり、大変なことになったケースもあります。
まったく、他人事ではありません。
お金が無いのは本当につらいことです。
ビンボーはいやですね。
それだけに今更ながら、お金のありがたみを痛感しますね。





まずは厳しい家計管理から!
先日、シングルマザーのお友達から、「どうしても、貯金ができないのよ・・・何か良い方法はないかしら?」との切実な相談を受けました。
稼ぎを増やせれば申し分ないのですが、それこそ簡単にはいきませんよね。
話を聞いていて、今のままでも本当は困らないと思うから、お金が甘い管理になっているのでは?と気付きました。
それは、これまでの私自身にも言えることなんです。


私は親には一切相談せずに離婚したので、意地でも実家に頼れないと覚悟を決めていました。
結果的に自力で働いて稼ぐ以外に方法もなく、稼いだわずかなお金と加えての慰謝料、養育費を厳しく「家計管理」をすることになりました。
私の場合、以前より家計管理を徹底したいという考えは持っていましたが・・・





あらゆる経費の節約への努力!
今から4年前の離婚したてでは、収入は時給@1,000円のパートだけだったので、毎週予算1万以内で食費・日用品その他などの実費を賄うよう節約に心がけました。
自分の洋服やぜいたく品は一切買わず、外食は時々のファーストフード程度とし、食料品でも単価が500円を上回るものはかなり熟慮してから購入していました。
何を購入する場合でも、できるだけ安く手に入れるのは専業主婦のときからやっていましたが、もっと徹底できるのではと考えるようになりました。
いらないものは買わないことが大切ですね。
デリカテッセンやインスタントなどの出来合いのものは買わないようにして、素材を購入して味付けも全て手作りしています。
私のランチはもちろん、お弁当にしましたし、今もそうです。
余談ですが、お陰で専業主婦の頃より、お料理が手早く、上手になったと子ども達からも褒められていますよ(笑)


各種必要な経費の保険・税金など、年間を通して必要になる特別支出は、全て洗い出し、月割りして、引き落としの銀行を決めて口座に積み立てしてました。


東京での生活には自家用車は不要と考えて、自慢の車も売ってしまいましたので、経費は相当節約できました。


年間の平均光熱費も計算して割り出し、節電・節水・リサイクルに頭を使って、月額1万円に押さえるように努力しました。
光熱費の平均額は分かっているので、それに少し上乗せして銀行口座に入れました。
毎年、少しずつ余剰金が出るようにすると、他行から振替入金を忘れていた場合も焦ることはありません。
経費は少な目が良いと分かっていても予算は少し多めに見ておくことがポイントです。
銀行口座残高が不足して、電気が止められたり、水道の水が出なくなっては生活に支障をきたすからです。





家計簿作りとネットバンキングのオススメ
詳細な家計簿を作成し、あらゆる収入と支出を把握しないといけません。
私は手計算でやっていましたけど、無料の家計簿ソフトがイロイロあるので、自分の使いやすいものを選んで利用すると良いかもしれません。
http://freesoft-100.com/pasokon/kakeibo.html
専業主婦のときと大きく違うのは、自分の銀行口座での家計管理が出来ることでした。


細かく入出金をチェックするには、いちいち通帳の記帳にはいけないので、24時間使えるPCかスマホでの「ネットバンキング」が便利ですね。
ネットバンキングでは銀行との取引をインターネットで行うことができます。
銀行により違いがありますが、インターネットで利用できる主な取引は次のようなものです。
残高照会
入出金明細の照会
振り込み
振り替え
定期預金の預入や解約
外貨預金の預入や解約
投資信託の購入や解約
自分の銀行口座にお金が入っていれば、インターネット取引専用のサイトから入力することで様々な取引ができるので便利なのです。
でも、インターネットではできないことがひとつあります。
それは、現金での自分や他の銀行口座への入金と出金です。
これはATMや銀行窓口を使って行ってくださいね。





貯金するだけの銀行口座を作る!
家計管理を進めていくと、毎月の必要最低限の生活費やその他の経費の金額が分かってきます。
がんばって余裕を持たせて少し残せるようにして、残りは全て貯金することです。
できれば、毎月の収入から残す金額を決めて、少しずつでも積み立てるようにすると、ボーナスなどの臨時収入からの支出は必要ではなくなります。
間違っても、この臨時収入を当てにして、ローンを組んだり、支払い計画を立てるのは止めましょう。
これは、せっかくがんばって貯めたお金をも失うことになるからです。
臨時収入には一切手をつけないで、全額貯金することです。
いつ何時、何かしら必要なことは出てくるか分かりませんよ。
繰り返し家計管理をしていると、月単位・年単位の必要経費は分かってきます。
貯金するだけの銀行口座を作っておいて、絶対に手をつけないでおくのがベストです。
貯金以外の残りで生活できるようになれば、かなり家計管理の腕は上ったといえるでしょう。
是非、やってみてください。
最初は面倒に思うかも知れませんが、確実に貯まっていくのを見ると結構楽しくなります。





現金払いで、お金の大切さが分かる!
家計管理が不得意な場合はクレジットカードを使うのは中止してはいかがでしょう。
現金支払いだけにすると、みるみるお財布からお金が減っていくのが分かります。
家計管理の必要性を切実に感じるためには、お金の大切さを身にしみて分かるようになることが重要です。


ローンやリボ払いなんてもってのほかです。
先払いは絶対に止めることです。
すべて貯めてから買うようにすればお金を遣いすぎることはありませんよ。
あるシングルマザーが「利息を払わないで済むように車も家も現金で買ってきました。」とTVでのインタビューに答えているのを観て、とても反省させられました。


家計管理がしっかり出来るようになれば、クレジットカードの利用も有利に活用できます。
家計管理と貯蓄をしっかり習慣付けて、離婚ビンボーから脱却しましょうよ!


がんばれシングルマザー!

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