2013年8月2日金曜日

ファッションで自分作り~仕事で、プライベートで~

女に生まれて「得」?


「女は得だ!」と私の周辺の男性達は常に口をそろえて言うのですが、どうして?と首をかしげてしまいます。
多分、女の私がいかにも好き勝手に生きて、いつも自由気ままに仕事をしているかのように見えているからでしょう。
おまけにかわいそうな母子家庭と言うよりは、結婚もした、子どももいる、経済力もある(今はコレが言える状況になりました♪)、強くたくましいシングルマザーですから・・・羨ましがられる存在ですかね??(笑)

確かに「離婚前の私」と「離婚後の私」は自分でも別人になったような気がします。
離婚がこれほどまでも人を変えるのかと心底驚いてもいます。
或る大学教授が「一皮むけることが人の成長には必要だ」と言っていました。
私自身の自覚としても、「一皮むけた!」と感じています。

仕事をしてみて、ビックリしたことの一つに「男性は女性よりはるかに保守的だ」という実態です。
例えば、分かりやすいのは「ファッション」。
私はアパレル販売員として、仕事を始めたのですが、この、先進的に見えるファッション業界においても男達はクールビズだの、ウォームビズだの言わないとネクタイ一つ外せない管理職もいます。
かと思えば、フリーターか学生かと思うぐらい、ラフすぎるというか、いい加減な格好で、カッコイイとは言えない様な汚らしい男性スタッフもいますね。
そのままの汚い格好でパリのシャルルドゴール空港の検閲に引っかかったり、NYの三ツ星レストランで門前払いを食ったりもしているとのことですよ(笑)
ドレスコードについての知識が不足しているとの指摘も受けますね!
男性はオシャレを楽しむと言っても、女ほどファッションにバリエーションもなく、思いっきり楽しめるわけでもないのでしょうね。
ファッション業界と言っても、ドン小西氏やテリー伊藤氏のようなファッションでどこにでもいけるわけではないし、お金もかけれないのです。

つまり、ファッションこそ、女の特権。パリコレやミラノコレ、東京ガールズコレクションでも圧倒的な主役は女で、男のファッションはおまけでしかないのですから・・・

この時点では確かに「女に生まれて得だ!」と感じられます。


専業主婦は”キャリアウーマンに見えるファッション”がスキ!

以前、ある会社で実施された女性の意識調査結果で「専業主婦VSキャリアウーマン」のギャップが興味を惹いた覚えがあります。
「専業主婦はキャリアウーマンがスキ」ですが、「キャリアウーマンは専業主婦がキライ」とか・・・
専業主婦からの転身をした私としては、両者の気持ちがとてもよく分かる気がします。

私の勤めるアパレルのショップに来られる女性客で、てっきり、キャリアウーマンだと思っていた方に職業をお聞きすると「エッセイスト」とのことでした。
「あら、ステキ!」とスタッフが言うと「やめてよ・・・主婦よ、主婦。でも、イヤでしょ。今どき、職業、タダの主婦なんて言うのは・・・カッコ悪いじゃない・・・」とのことでした。
「でも、今更、40歳を超えるとどこも雇ってくれないし、ね・・・」と急に元気をなくしたので、突っ込まないでさっと試着をお勧めしました。
彼女のお好みはパリっぽくウイットに富んだ大人っぽいキャリアテイストなコーディネートでした。

街でバッタリ会った娘のママ友とイヤイヤお茶をしたときも、「あなた、お仕事してるんでしょ!偉いはね!」といきなりの会話でした。
てっきり、離婚について、アレコレ聞かれるかとチョット構えていただけに拍子抜けしたものでした。
彼女はいわゆる「白金台のシロカネーゼ」と言われた裕福な奥様ですが、「主婦にもいい加減飽きてきたわ。」とゼイタクな発言をしていました。
「退屈だし、主人にも子どもにもバカにされているようで嫌になっちゃうのよ。」と、言い出して、驚きました。
「マクドナルドのクルーでもやればと、娘に言われたんだけど、採用条件を見て諦めたわ。表向きは年齢制限なしと言っても、アルバイトは15歳からOKと言うでしょ。そんな自分の子どもと同じ年齢の高校生と一緒に働けないわよ。」と怒って言うのです。
「どんなお仕事がしたいの?」と聞くと「インテリジェントビルで、プレタを着て、ヒールを履いて、英語を活かす仕事ね。外資がいいわね!」とバリバリ、キャリアウーマンイメージでした。


女子高のクラス会の主役もキャリアウーマンとキャリアファッション!

今年5月にあった女子高のクラス会でも同じような話題が出ました。
少し前までは「主人の自慢や子どものお受験」などが話題でしたが、突然、「仕事がしたい!」と言い出す同級生が増えたので驚きました。
以前のクラス会も暇な専業主婦を対象にしていたので、ウィークディの真昼間にやっていたのですが、今年は土曜日の夜だったので、仕事を持つ女性も多く出席できました。
殆どがエスカレーションで併設の女子大に進学する中で、多くはありませんが、外を受験して、キャリアウーマンとして頑張っている同級生もいます。
女子大卒業後に何かのきっかけで目覚めて、キャリアを積んできた同級生もいます。私はこっちのグループになったのです。
医者、弁護士、会計士、司法書士、経営コンサルタント、建築家などの専門家や大学や高校・塾の先生や中小・大手企業の管理職・専門職、外資のスペシャリスト、接客サービス業、親の会社を継いだ経営者もいます。
女性が仕事を持つことは決してたやすくはありませんが、頑張って働くことが可能な社会になっていると思います。
一人一人が順に自己紹介と近況報告をする中で、仕事を持つキャリアウーマン達が活き活きとしたスピーチをしていくので、常連の専業主婦達は次第にショボンとしていきました。
専業主婦たちはいつもの変わり映えしない自分達のことを話してもつまらない話しか出来ないと思ったのでしょう。

スピーチが一巡したところで、専業主婦達はビール片手にお目当てのキャリアウーマンのところに押しかけて、「私も一緒に働くことはできない?」と厚かましく相談をしていました。
相談されたキャリアウーマン達は返答に困っていましたが、最近NYから一時帰国している外資金融のマネジャーの啓子さんが「16年も必死でキャリアアップしてきた私達とノンビリ遊んでいたあなた方が同じステージに立てるわけは無いでしょう!冗談じゃないわ!」と大声で言ったので、思わず、拍手をしてしまいました。その通りです。
でも、これしきで引き下がる専業主婦達ではありませんでした。
話題はファッションに移って「今日のこのスーツはどこのブランド?いつもどこで買ってるの?」とキャリアウーマン達に質問攻めにしていました。
次のクラス会は見渡す限り、キャリアウーマンファッションになるかも知れません(笑)


NYキャリアファッションの新しい傾向「脱・まじめ服」に学ぶ

当のキャリアウーマン達はファッションをどう捉えているのかを尋ねてみました。
先程のNYで外資金融のマネジャーをしている啓子さんは・・・
「ファッションはアイデンティティそのものよ。プレゼンの日はコンペに勝つために印象を良くする、私らしい着こなしを考えていくわね。勝負服なので、いつも、赤のスーツだけどね(笑)」

キャリアウーマンの先進国アメリカのNYファッションはもっと進んでいるとのことです。
「最近のNYキャリアウーマンファッションも様変わりしてきたわよ。御三家といわれた、ダナ・キャラン、カルバン・クライン、ポロ・ラルフローレンから新御三家と言われる、マーク・ジェイコブス、ナルシソ・ロドリゲス、ザック・ポーゼンが注目ね。クラブやストリートから生まれたスタイルを積極的に採り入れている新しい流れで、脱「まじめ服」と呼べそうな変化よ。
刺繍やフリルといった手仕事風のアレンジを加えたり、ヴィンテージテイストを織り交ぜたりして、「実用オンリー」というかつてのイメージを塗り替えつつあるわ。オフタイムやプライベートで楽しめるアイテム、ブランドがキャリアには人気よ。」とのこと。
啓子さんの情報通に脱帽です。
啓子さんはバツ2で、最近15歳年下のアメリカ青年と婚約したとの事でした。
NYのキャリアウーマンも啓子さんも肩の力が抜けてきたのでしょうか。勉強になりました。


働くシングルマザーのベーシックファッションと賢いショッピング

日本の働く女性達はと言うと、いわゆるリクルートファッションの黒のスーツにパンプスが定番ですね。
悪くは無いのですが、没個性に思えます。自分らしいファッションを考えることも働く上での重要なポイントだと思います。
経済力との関係もあるので、シングルマザーが高価な服を身につけることはなかなか出来ないかもしれません。
ただ、洋服は意外と長持ちします。
ビジネスの場は男性社会なので、保守的だと考えて、ベーシックで良いものを少しずつ買っていって大切に着ていくのがベストだと思います。
洋服を買うことは専業主婦のときはストレス解消か、ママ友への見栄だったのですが、働くシングルマザーになると自分の洋服を買うことはとても慎重な決断になりました。
絶対必要で、重宝する黒のスーツや紺、グレーなどのベーシックスーツはちょっと頑張ってしっかりした生地と縫製のブランドものを買って、手入れもしっかりすると平気で数年は着こなせますよ。
結局、安い買い物になります。
但し、数年間は体型を維持することが重要です。
単にダイエットということではなく、体力と体型維持も働くシングルマザーにとっては大切な課題ですね。
私は2年前から「加圧トレーニング」を始めて、体型維持と腹筋を鍛えています。
良質なベーシックスーツは仕事にはもちろん、PTAや冠婚葬祭にも便利ですし、人前でも気後れしませんよ。

流行のインナーやご褒美のファッション

インナーのブラウスやシャツ、ニットにはお金をかけなくてもオシャレを楽しめます。
お財布にやさしい、ファストファッションの流行ものを取り入れて、カワイイプリントやカラーを取り入れると気分も新鮮になりますよ。
夏場はユニクロや通販のTシャツやタンクトップ、キャミソール、冬場も同様にヒートテックやレギンスを上手に使いまわしてファッションを楽しんでください。

時々は自分にご褒美として、ちょっと高いブランドのインナーも記念に買ってみましょう。
NYのキャリアウーマン達は自分のファッションに投資して、モチベーションを上げると聞きます。
このブランドのこの洋服やバッグ、靴、アクセサリーなどを買うことを目標に頑張ることも必要ですね。


プライベートファッションも楽しむことを忘れないで~

仕事だけでなく、プライベートでもオシャレを楽しんでください。
ファストファッションのお陰で、格安にトレンドを着こなせます。
古着も楽しめます。
仕事では着ないような派手なプリントのドレスやパンツ、シャツも気分転換にもってこいですよ。
ファッションは本当に女性にとっての特権です。
変身願望もかなえてくれますよ。
年齢を気にせず、思い切って、大胆なファッションで自分を解放してください。
アクセサリーやバッグ、靴もトータルで楽しめます。
バーゲンを上手に利用する、ネットで格安に購入するなども賢いショッピングですね。


子ども達に誇れる、カッコイイ シングルマザーを目指す!

「ママ、カッコイイ!」と子ども達から言われると本当に嬉しいものですよ。
頭を使って、アイデンティティを見出して、身も心も子ども達に誇れるシングルマザーを目指しましょう。

頑張れシングルマザー!



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