2013年7月24日水曜日

育児への自信喪失とつらい絶望感からの救済方法!



家族の嫌われ者、子連れの出戻り、母子家庭のつらさ


結婚に憧れていた独身のころ、「仕事と家庭の両立」をすべきか、いっそ専業主婦となって家事と育児に専念すべきかボンヤリと考えたり、女友達とおしゃべりのネタにしていました。
考えてみたら、おめでたい話ですね。
本音では結婚さえすれば、仕事なんてどうでもよかったのです。
世の中で言われる、キャリアウーマンやワーキングマザーなんて私の周りには皆無だったのです。母子家庭もシングルマザーもいませんでした。

実際、私の母も祖母も女学生のころから、数多くお見合いし、親が決めた結婚相手に何の疑問も持たずに嫁ぎ、離婚はただの一度も考えたこともなく「お嫁さん」として幸せな結婚生活をすごしてきた、生粋の専業主婦でした。
専業主婦といっても、とりわけ家事に長けているとは言えないものでした。これといってすることもなく、暇をもてあまし、1日中ウロウロ、ゴロゴロしていたと思います。夫である祖父と父が完全にイニシアティブを握っていて、全ての事を決めていました。妻達は夫にもたれかかって何も考える必要もなく、ノホホンと過ごすだけでした。そんな状況に何の疑問も持たず、妻達は幸せだ、幸せだったと言っていました。
母や祖母にとってはそんな専業主婦人生が女性には当然で、働くお母さんや長く働く女性を見ては心から気の毒がったりしていました。
ましてや、母子家庭の働くお母さんは不幸なだけでなく、ややこしい因縁があると言って絶対に付き合わない差別対象だったりしたのです。子どもや孫の私にも母子家庭の子どもとは友達にならないようにと釘をさしていました。兄や姉、妹達にも厳しく言い渡していました。

そんな家庭環境にあって、無意識に私も結婚して夫の扶養家族になり、のんきで幸せな主婦生活を送るつもり満々だったのです。
娘の教養と花嫁道具くらいのつもりで両親は私に多額の教育費をかけて大学まで卒業させ、父のコネで楽に就職させました。「女の子は平凡に、可愛く育てる」方針だったようです。
私は少しの反発からお見合いでの結婚はダサいと言って、並みいる強敵を蹴散らし、結婚狙いで目的の社内恋愛をし、自慢げにあっさり壽退社しました。ここまでは、私の人生は親や家族の希望通りで順風満帆に過ごせたのです。

私の選んだ夫には浮気癖があるとの噂があり、父だけは少し反対していました。しかし、父も長い結婚生活で一度も浮気をしなかったかというと嘘になるとかで、父の浮気は母や祖母の笑い話になっていました。
一昔前は「浮気は男の甲斐性」と言われ、男の勲章だったと言われるぐらいです。16世紀頃からの日本では妻妾同居が当たり前であったと言います。徳川家でも有名な大奥が存在しました。庶民の男も権力や財力の誇示のためにも「妾」の存在を大っぴらにしたものでした。女はと言うと「正妻」の座を必死で死守し、妾と言えども「主婦」になりたがったと言います。こんな夫婦や結婚への古い社会通念がまだまだ蔓延しているのも事実ですね。若い女性にも刷り込まれているかも知れませんね。

夫の浮気が原因での離婚は私を取り囲む家族にとっては、寝耳に水だったと思います。浮気ぐらいで離婚をした私は我慢の無い、わがまま者にうつったかもしれません。ましてや、自分達が忌み嫌う差別対象だった母子家庭、連れ子の出戻りのシングルマザーにこの私がなったのです。


家族からの支援は無く、一人で「育児」を頑張るしかない!

そんな私に家族からの支援は何もありませんでした。
予想していたとは言え、ショックは大きく、子どもと孤島に置き去りになった心境でした。
だからと言って、ここで、落ち込んでいるわけにはいきません!
私は窮地に追い込まれると意外に強いことを自分で発見しました。
生活保護も考えましたが、それは最後の手段です。
先ずは何としても、生きていくために私が働くしかありません。

シングルマザーの場合、仕事をしないと生活していけません。
自分に何ができるかを考えると同時に育児をどうするかを考える必要がありました。
離婚当時、私は33歳、娘が6歳、息子が3歳でした。
親権を私が獲得したことを両親は喜ばず、「まだ、若いんだから、独り身になって再婚したら」と
言われました。「何もあなたが一人で苦労を背負い込まなくても良いのでは・・・」と言うのです。
幼いわが子を見つめ、途方にくれることもしばしば。自分が引き取ったことを後悔することも
ありました。

仕事を始めると育児はもの凄く、大変になりました。
仕事と育児の両方の負担がかかってくるため、育児の疲れは相当なものになりました。
育児を全部を自分で行うのは無理があると、悟ったのです。家事もやめるわけにもいきません。
出口の無い、トンネルに入ったような気持ちに何度も襲われたものでした。

時には友達に子どもの面倒を見てもらったり、休みの日に子連れで遊びに行ったりなど、自分なりの工夫もしてみました。
それでも、育児や家事が軽減されるわけではありませんでした。


公共の「子育て支援」制度に助けられる育児に感謝!

誰かに助けを要請したいと思って、本当に困ったとき、東京都の「子育て支援情報」を見つけました。民間の機関より、先ずは公共機関を上手に利用しています。理由は私の経済力です。下手に背伸びをしないで、見栄を張らないで、自分の経済力でやれることをしないと長続きしませんよね。
先輩のシングルマザー曰く、一昔前は子育て支援なんて皆無で、ベビーシッター代にほとんど遣ってしまい、呆然としたとか。まだまだ政府や行政の子育て支援は中途半端だとは言われますが、嘆かず、助けてもらいましょうよ。
私は品川区在住なので、「品川区子育て」サイトで調べてみました。http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000000200/hpg000000197.htm

一番気がかりなのは3歳の息子でした。
品川区は子どもに手厚い地域で、区立の保育園にとても良いところがいくつかあるのです。
「保育園」とは保護者が働いていたり、病気などの理由で子どもを家庭で保育できないときに、保護者に代わって保育することを目的とする児童福祉施設です。子どもに集団生活を経験させたいという目的では、申込みはできません。シングルマザー優先の支援機関であると分かり、本当に嬉しく思いました。お陰さまで息子もお友達と遊べる保育園が大好きで、保育園に入園できると分かったときは親子で小躍りして喜びました。おまけに保育園で、夜の8時、10時まで預かってくれるのです。専門家の保育士の先生に可愛がってもらい、育ててもらえた事を心から感謝しています。息子の保育園時代は幸せでした。
「休日保育・年末保育」として、品川区内在住で、休日や年末に保護者が就労等のため保育できない子どもを預かってくれます。保育園に在園しているかどうかは問いません。所定の勤務証明書を持参の上、利用予定日の1カ月前から3日前までに各公立保育園か、保育課運営係まで申込みます。私はアパレル販売員として、働きだしたので、休日や年末は休めませんでした。
「緊急一時保育奉仕員」と言う方がいて、品川区内在住のひとり親家庭で、保護者が就労のため保育できない子どもを奉仕員の自宅で預かってもらえるものもあります。突然の出勤時に本当に助かります。遠くの親戚より近くの他人でした。
「病児保育」として、品川区内在住で、保育園や幼稚園等に通園している子どもが病気のため集団保育が困難で、保護者がどうしても仕事を休めず、家庭で保育ができない場合に子どもを医療機関で一時的に預ってくれます。元気なときは預かってくれても病気になると保護者が呼び出されます。そんな時は本当にシングルマザーの私はパニックになりました。この病時保育は本当に安心で、地獄に仏の気持ちになりますよ。
「病児後保育」として、品川区内在住で、保育園や幼稚園等に通園している子どもが病気の回復期のため集団保育が困難で、保護者が勤務の都合上、家庭で保育ができない場合に子どもを保育園で一時的に預ってくれます。お陰で長引く病気も早く回復しました。ありがたい限りです。http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/page000000900/hpg000000830.htm
「医療費助成」があり、中学3年生までの児童が医療機関等で診療を受けた時、保険診療の自己負担分を品川区が助成してくれます。(通院・入院・入院時の食事負担金)二人の子どもの病気も安心して医療を受けることができます。


深刻な育児ノイローゼと絶望感からの脱出

シングルマザーの育児は深刻です。育児ノイローゼにもなります。
仕事をしながらの育児はどれも初めてのことばかり。自信はまったくありません。
おまけに十分な経済力もありません。相談相手も見つかりません。
私も夜中にふと目覚めて、言いようの無い恐怖感にさいなまされることも度々ありました。
まるで、真っ暗な深淵を覗き込んでいるような絶望感に陥りました。
愛する子ども達が訳のわからないわがままを言うと叱るより、泣きたくなるものです。
誰も助けてくれないと思い出すと次には死んでしまいたいと思ったりしました。
女は弱し、但し母は強し言いますが、無力に思えたものです。

結局、私はクヨクヨしていても、何も解決しないことに早く気づくようにしてきました。
今は「高度情報化社会」です。
素早く情報検索して、有益な情報をキャッチして、少しでも前に進みましょうよ。
自分としてできることから始めましょうよ。

シングルマザー暦6年の私ができる、アドバイスも少しはありますので、参考になれば嬉しいです。

もっと、小さい子どもを一人で育てて働くシングルマザーには「保育ママ」がいます。一人で悩まないで先輩ママに預けることも考えてみましょうよ。でも、全くタダではないのでお金の準備もしてね。
「在宅育児サービス」も色々とあるのです。
また、赤ん坊が夜に泣いて困ることもあるでしょう。
こうなると、仕事にも支障が出てくるので、「夜間保育」などの方法も視野に入れましょう。育児にとって、最もいけないことは疲れすぎることですよ。
公共の家事サービスもありますよ。利用することは何も恥ずかしいことは何もありませんから。

仕事が休みの日などは、子どもと昼寝をして過ごします。
ゴロゴロしながら、もの凄くおしゃべりをします。
子どもが嫌がるくらいキスをしたり、ハグをして、抱きしめます。
普段は禁止しているジャンクフードもこの日だけは解禁して、一緒におなかいっぱい食べます。
すると、娘も息子も「ゼイタクゥ!」と言ってとっても喜ぶんです!
これが、結構幸せなんです♪
明日から、また頑張ろうと言う気にさせてくれます。
ありがとう。私の天使達。かけがえのない、私の宝物。

私は考え方をしっかり切り替えて、現実から逃げないで、離婚やシングルマザーであることを不幸だと思わず、必要以上に育児ストレスを溜めないために、愛する子ども達と一緒に自分なりにリラックスする方法を覚えました。
シングルマザーならではのスキルですよ。
そして、私はますます強くなります。バージョンアップします。
絶対、私は負けません!負けられません!!勝つしかないのです!!!

だから、
頑張れシングルマザー!
まかせなさい(笑)





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