2013年12月18日水曜日

子どもの『うつ』を招く『睡眠障害』を防ぐ方法!!

今したいことが「寝たい」「死ぬほど眠りたい」という中1の女の子達!?


長女の瑞希(みずき)の同級生達が数名、我が家に遊びに来たときのこと。
おやつを瑞希の部屋に運んだついでに、何気なく、
「今、何がしたい?」と皆に尋ねてみました。
すると、何人かが顔を合わせながら、「寝たい」「死ぬほど眠りたい」と答えるではありませんか。
他の子も「そう、そう」とうなずくので、
「えぇ!?」と思わず反応した私でしたが、そのまま首をかしげながら部屋を出てしまいました。


リビングで一人お茶を飲みながら、その後、しばらく考え込んでしまいました。
普通、あの13歳の中学1年生だったら、「勉強したい」とはひっくり返っても言わないまでも、「思いっきり遊びたい」とか「(好きなスポーツ)をしたい」、「ゲームで勝ちたい」くらいは言うかと思いますよね。
でも、『NO!』でした。
それからというもの、瑞希の顔を見ると、「眠くない?」と聞いてしまうのでした。





ズルズルと睡眠時間をずれ込ませた生活習慣が原因で、朝に弱い子ども達に~


しばらくして、お世話になった心療内科のT先生とランチをしたときに、
「先生、最近の子ども達って『今、何がしたい?』って聞くと、なんて答えるものですか?」とたずねてみました。
すると即座に、「ほとんどが『眠りたい』って答えるのよ~」との回答でした。
「学校でも問題になっていてね、授業が始まるや否や睡魔に襲われて、コックリコックリするのよ。先生の声はまさにBGMってとこね。とりわけ、朝一番の授業態度は最悪よ。これは、小・中・高を問わず出ているのよ。大学でも同様ね。」とのことでした。


「朝に弱い子ども達になったのは、ズルズルと睡眠時間をずれ込ませた生活習慣が原因ね。今の子ども達を取り巻く環境は私達のときとはまるで違っているのよ。学校は5日制になっても、学習塾や進学塾、様々なレッスン、TVやゲーム、スマホやパソコンでのラインにツイッター、フェイスブック、ブログとオシャベリなど友達とのコミュニケーションもにも忙しく、毎日深夜まで起きているのよ。結果、睡眠時間は削られ、睡眠のリズムも狂ってしまうのね。」と困った顔で説明してくれました。


「人間の睡眠や覚醒のリズムには一定の法則があるのよ。人は眠ることで中枢神経の働きのバランスを保っているのね。だから、睡眠が制限されたり、削られるような状態に陥ると身体のほうが必要に応じて生体のリズムや生体の周期を調整して、矯正するのね。夜遅くまで神経を使っていると、朝は寝ぼけたままで学校に行くことになるのよ。当然、教室では半覚醒状態になるでしょう。先生が目覚めさせようとカツをいれたり、ハッパをかけても子どもの頭が働くことは期待できないでしょうね。」と分かりやすく話してくれました。




『睡眠障害』から『不登校』~『うつ』になる子どもも・・・


「ひょっとして、その状態が固定して『うつ』になったりするんでしょうか?」とハッと思いついて聞くと、
「その通りですよ!『うつ』にはイロイロと原因がありますが、これもそのひとつですね。不登校から『うつ』にもなりますね。2012年度の「学校基本調査」で、確か全国の30日以上の長期欠席した小学生中学生の不登校児童生徒の速報値は11万2437人いるのね。その大半の子どもが主審時間がずれていく『睡眠障害』と言われているのよ~」と、さすがに正確な説明をしてくれました。


「それじゃぁ、『睡眠障害』って、『うつ』の最大の原因じゃぁないですか!?」と思わず、大きな声を出してしまいました。
「そうですよ。子どもの『うつ』が増えているのはこんな背景があるかもしれませんね・・・」とT先生は急に怖い顔になったのでした。
≪やばい!!≫心の底から危機感を感じた私はT先生にお礼を言って、慌てて帰宅したものでした。
でもいつも、T先生には教えられます。感謝!感謝!!




子ども達の生体のリズムの乱れに気付いて、サポートを!


でも、未来を担うべき子ども達が、まるで仕事や人間関係や生活に疲れた中高年のように、「もっと、寝たい!眠りたい!!」を連発するようでは本当に先が思いやられます。
「眠くてしょうがない!」のは、子ども達の意欲の無さや努力不足とか、親の育て方が悪いというより、まず、子ども達の生体のリズムの乱れが原因だと考えてみるべきかも知れません。


朝は元気に起床し、しっかり朝ごはんを食べて、やる気イッパイでエネルギーをみなぎらせて勢い良く出かけていき、大きな声で「おはよう!」と挨拶する子ども達の姿を見たいと心から願います。


そして、子ども達の神経を強くし、身体を鍛えて、自我をしっかり持つような家庭と学校でのサポート教育をしていきたいと考えます。


カワイイ瑞希とその仲間たちの前途洋洋たる未来を全力で応援できるような大人であり、母親になりたいものです。
T先生のご指導を受けて、瑞希にも分かりやすく、話してみます。
二人で生活の仕方を改善してみます。
上手くいったら、瑞希のお友達にもそのママ達にも改善提案をしたいと本気で考えています。


頑張れシングルマザー!


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