2013年6月21日金曜日

シングルマザーになったら自立のために知っておくべき3つの条件

頑張れシングルマザー


何も好き好んで「シングルマザー」になるわけではありません。ふと気づくとシングルマザーになっていたりするのです。どんな母親もなんらかの事情で致し方なくシングルマザーになってしまうのです。だからと言って、へこんでいる訳にはいきません。可愛い子どもが口をあけて待っているのです。子どもの小さな手があなたのスカートの裾を引っ張っています。「ママ、ごはん!」「ママ、おしっこ!」「ママァ!!ママァァ!!」と次から次に子どもは休みなく要求してきます。頼る人はどこにもいません。全てあなたひとりで考え、ひとりで判断し、解決していかなくてはなりません。しっかり、発言して自分の意見を述べていかなければなりません。当然のごとく、自分で稼いで、自分のお金で子どもを養っていかなければなりません。

何が何でもシングルマザーは頑張らなくてはなりません。経験してみなければその本当の大変さは誰にも分かりません。その大変さを乗り切るためのノウハウを、シングルマザーとして頑張るお母さん達に私の経験をこのブログで分かち合えたらと思っています。本当に困ったとき、誰にも相談できず、途方にくれた、あの絶望感を味わっているあなたを心から応援をしたいと思うからです。

頑張れシングルマザー、負けるな母子家庭!
※実は自分に言い聞かせています(笑)





シングルマザーの実態


2010年の国勢調査では日本全国のシングルマザーの数は108 万 2 千人となっており、100 万人を大きく超えています。これを世帯の区分別にみると、「母子世帯」の母が 75 万 6千人(約70%)です。32 万 6 千人(約 30.1%)が「他の世帯員がいる世帯」でそのの9割強は3世代世帯で、「母子世帯」とその祖父母の両方またはいずれかが同居している世帯です。

祖父母との同居は一見ありがたいのですが、祖父母も年老いて介護が必要になったりするとその負担が大きくなることもあります。頼りにしている、祖父母が亡くなると育児の負担が大きくなり、一層困ることもあるようです。祖父母がいつまでも、元気であってほしいとひたすら願うばかりですが・・・







「シングル・マザー」の場合には、経済力の不足で、生活に困窮することも少なくないのが現状です。2011年の全国母子世帯等調査結果報告によれば、 2010年の母子世帯の母自身の年の平均年間収入は 223 万円、母自身の平均年間就労収入は 181 万円(前回調査 171 万円)、母子世帯の平均年間収入(平均世帯人員 3.42 人)は 291 万円となっています。この中でのお金の遣い道のほとんどは「食費」と「教育費」です。シングルマザーは1円も贅沢できません。


これに比較して、 父子世帯の父自身の2010 年の平均年間収入は 380 万円、父自身の平均年間就労収入は 360 万円(前回調査 398 万円)、父子世帯の平均年間収入(平均世帯人員 3.77 人)は 455 万円となっています。シングルファーザーより、シングルマザーは経済的には厳しいですね。

2006年総務省統計局勤労者世帯調査結果報告によれば、1ヶ月平均実収入は1世帯当502,114円、年間約602万円とのことです。夫婦共働きや妻のパートなども影響して、かなりの高収入です。シングルマザーが聞くとちょっとため息が出そうですが、頑張るしかありません。

頑張ることは「自立」すること!
シングルマザーが頑張ると言っても、具体的でないと意味がありませんね。女性はいつでも現実主義なのです。「頑張る=自立」と考えましょう。シングルマザーが「自立」するには以下の3つの条件をクリアしないと不幸からの脱却は不可能です。



シングルマザーが「自立」するための3つの条件
①経済力を持ち、経済的に独立している。
経済力=生活力のことを意味します。自力で生活費を稼ぐことです。これが最低の必須条件です。経済力を持たなければ、何も始まりません。自力の経済力がない場合は実家に出戻り親のすねかじり=親の扶養家族になるか、兄弟姉妹に泣きついて居候するか、生活保護を受けることになります。

今年、平成25年5月24日に大阪北区天満のマンションで見つかった母子餓死事件がありましたが、とても悲惨な出来事です。どうやって、経済力を持つかを考えてみてください。自力で生活費を稼ぐことを真剣に考えてください。あれこれ悩むよりも、とにかく第一歩を踏み出して今できる仕事に就いてください。

②自分の生き方は自分で考える。
あなたがあなたの人生を堂々と生きていくために、どうありたいのかを思い描く必要があります。自分がイキイキと働いている姿、仕事のあと子供と一緒に食事をしながら今日一日あったことを話している姿、子供が受験に合格して一緒に喜んでいる姿、たまには友人とビールと焼き鳥を楽しんでいる姿、できるだけ具体的にイメージしてみてください。どんな姿が、あなたにとって幸せだと感じますか?あなたが一番幸せだと思う生き方をイメージしてみてください。シングルマザーは、人に幸せにしてもらうのではなく、自分で幸せをつかみ取らなければなりません。あなたがイメージする幸せを実現するために何が必要なのか、今何をするべきなのかを考える必要があります。あなたがあなたの人生を堂々と生きていくためにどうありたいのかを考えてください。

③自分の頭で論理的に判断し、自分の足で行動する。
自分で判断し行動できない場合に起こりうる悲惨な事例をご紹介します。DV(ドメスティックバイオレンス=配偶者間暴力)は平成24年度で過去最多更新記録となっています。28%増の約4万4000人の被害者の実情を直視してください。暴力の被害の怖いところは、その被害者が自分で考えられなくなるところにあります。DV受けているにも関わらず、「愛されている」といった感情的な判断で、DV加害者から逃げ遅れ被害を深刻にしているケースも少なくありません。

これは他人事ではありません。被害を大きくしないためにも女性自身が危険を察知したときの対処を判断し、瞬時に行動して欲しいものです。自分の身は自分で守るという意識をもつことが、最も大切なことです。

あなた自身、女性への「偏見」を持っていませんか?もし、あなたが「女のくせに」「女だてらに」「所詮女だから」と言う言葉を、あなた自身で口にしているなら、論理的に考え判断することが妨げられている可能性があります。今すぐその思考習慣を断ち切る必要があります。あなたにとっては当たり前のことでももう一度自分の頭で考え直してみてください。女性は決してバカではありません。女はバカだと言われて育ったのであればそれは間違いです。シングルマザーとして堂々と生きていくためは、自分で判断しない習慣をキッパリと捨てましょう。


「誰にも依存しない」強い意志を持とう!
「自立」とは「自分の力で立つ」ことです。自立できない女性は何かにつけ誰かに「してもらう」ことを期待し、それを当たり前としているのです。しかし、シングルマザーはそんなことでは生きていけません。「自立」する前にこの「依存体質」を捨てることが最重要であると認識してください。

ことわざで「女は三界に家無し」と言われます。つまり、女性には三界=三千世界=全世界この広い世界に安住できる家がどこにもないという昔の考え方です。「女性は若いときは親に従い、嫁に言っては夫に従い、老いては子に従うべきもの」とされた古い時代における女性の地位の低さを表現していますが、日本では今も通用しています。

「女は弱い」「女は無力だ」「女は無能だ」だから「してもらう権利がある」と女性自身が無意識に発言し、要求するのはとても見苦しいものです。残念なことに、「親に助けてもらう」「夫に養ってもらう」「子供に面倒見てもらう」といったように、女性であるというだけで「してもらう」「してもらう権利がある」という風に勝手に思い込み、自立した人に要求し甘えている人も少なくありません。

何か問題が生じた時はまず相手のせいにし、原因を相手に求め、相手の経済力や責任感に頼り、問題を解決しようとするのは、自立できない女性の典型だといえます。実際、結婚する前の若い女性は何か障害にぶつかると、「どうせお嫁さんに行くんだから」「家庭に入って専業主婦になれば良い」と、逃げる選択肢を考えている人が少なくありません。結婚して簡単に幸せになれるのであれば、それに越したことはありません。しかし、シングルマザーには、もうありえない話なのです。

一人前のシングルマザーになるには、まず「自立」することです。シングルマザーとして「自立」するためには、「誰にも依存しない」強い意志が不可欠なのです。待っていても、誰もあなたの幸せを保証してくれませんし、誰もあなたが抱える問題を解決してくれるわけではありません。自分の人生は、自分で責任をもつしかないのです。「お金」「心の平安」「子どもの成長」あなたの幸せに必要なものは、あなた自身が努力して手に入れていくしかないのです。そのためには、どんな困難にも負けない強い意志を持って、「自立」することを目指していきましょう。

頑張れ、シングルマザー!!




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